◎第355回 異常気象(平成30年7月24日)

温 暖 化 が 大 き な 要 因

自然界のバランスを保つのは難しい

 先日、ここ、高知県香美市土佐山田町でも、降り続く雨により、目の前を流れる一級河川「物部川」の一部が氾濫した。幸いにも河口から約9キロメートルの上流にある私どもの、家屋敷、田畑は昔から災害に見舞われたことから立派な堤防が築かれていて、一部は更に昨年補強されていた。
 氾濫したのは対岸の地域で、堤防の内側に田畑があり、園芸用のハウスもあって、甚大な被害になった。
 特に山間地の多い高知県は、土砂崩れによる道路の切断等が多く起こった。現実に度々、身の危険を感じていたことは事実だ。
 高知県での豪雨が収まりかけたところに、広島、岡山などでさらに多くの災害が発生したことで、今もその復旧に多くの時間と手間を要する結果になっていう。
 私どもにも、多くの皆様から、見舞いの連絡を頂き、ありがたく、感謝に堪えません。
 さて、大雨が過ぎた後は、全国的に気温が上昇して、過去に経験したことのない高温が続いている。
 驚いたことには、過去に最高気温を記録した高知県の数値を超える高温が日本各地に起きていることだ。現在でも、この状況は続いている。
あれだけ降った雨が、10日ほど一滴も降らず、日中は「ゆだる」ほどの気温が続いている。
 多くの方々が各地で熱中症にかかり、命を失う方も出ている始末。いったい、地球に何が起きているのでしょうか。
 昔は、どうしても避けられない怖い存在として、地震、雷、火事、親父といわれていたが、今や親父の怖さは影を潜め、代わりに、豪雨と高温が加わっているのではないか。
 地球上で起きている異常気象を見てみると、異常高温や干ばつ、大雨や集中豪雨なので、日本も世界基準に近づいたといえるのだろうか。
 従来の日本の異常気象は、猛暑や冷夏、大雪や暖冬が挙げられる。最近気になるのは、「エルニーニョ現象」や「ラニーニャ現象」だ。
 「エルニーニョ現象」は、南米ペルー沖の太平洋の海面の水温がいつもより高くなり、太陽の熱で温まった海水が西に流れ、海水の少なくなったペルー沖は、海の深いところから冷たい海水がわきあがり、太平洋の東と西の海水温度に大きな差ができる。
 「ラニーニャ現象」は何らかの原因で、東から西へ吹く貿易風がとても強くなり、ペルー沖の海面水温が低くなってしまう現象。この「ラニーニャ現象」が、日本の猛暑や寒冬といった異常気象の原因になるよだ。異常気象の原因はやはり地球温暖化と大きな関係にあるようだ。
 二酸化炭素などが増えすぎて地球に熱がこもった状態が地球温暖化とすれば、気温が上がり、大気のバランスが崩れ海水の温度や気圧などにも影響し、地球温暖化が異常気象の大きな原因の一つといっても間違いないだろう。
 自然界の中で生かされている人間が、自然界のバランスを壊さないようにするにはどうしたらよいか、大変難しい課題ですが、何かの糸口でもつかみたいと思う。高知で栽培している青ネギも日照りで枯れそうだ。毎日の水やりは、大自然の雨にはかなわない。何とか大自然の怒りをなだめられればと感じるこの頃だ。

2018年07月24日