◎第357回 よさこい祭り (平成30年8月24日)

206チーム 1万8千人が共演

高知の夏の元気さを体感

 高知市では、毎年8月9日から8月12日までの4日間、よさこい祭りが開催されている。全国的に猛暑が続く中で、今年も盛大に開催された。ここ、2年程は殆ど高知に在住している私だが、両親の故郷、高知の夏の元気さを体感することができた。
 よさこい祭りは「鳴子(なるこ)」を持った踊り子たちが、よさこい節(よさこい鳴子踊り)に合わせて競演場・演舞場(追手筋をはじめ、中央公園,枡形、帯屋町、菜園場等の繁華街を踊り歩く情熱的なお祭りである。
 よさこい祭りの衣装は伝統的な衣装から現代的なコスチュームまで、バラエティーに富んでいる。昔はいわゆる正調よさこい鳴子踊りが主流だったようだが、最近ではそれに加えてロック調、サンバ調、クラブ調あるいは演歌調など、各チームがアレンジしたさまざまな楽曲と振り付けが披露される。
 今年、第65回を迎えた「よさこい祭り」は、第二次世界大戦後の不況を吹き飛ばそうと高知市の商工会議所が企画したのが始まりで、1953年「隣県の徳島県で行われている阿波踊りに負けないお祭りにしよう」と考えたとのこと。
 踊りの振り付けを日本舞踊の各お師匠さんに依頼し、踊りのための作詞と作曲を高知市在住だった武政英策氏に依頼したところ、彼のアイデアとして「阿波踊りの素手に対抗してこちらは鳴子を使おう」ということになり、第1回は1954年に開催された。
 日取りについては当時の気象データーで過去40年間最も晴天率が高い、8月10日・11日に決めたとのこと。当時のよさこい祭りは伝統的な盆踊り風だったようだ。
 よさこい祭りには基本的なルールがあります。参加人数が1チームあたり150名以下であること、鳴子を持って前進する踊りであること、曲を自由にアレンジすることができるが必ず「よさこい鳴子踊り」のフレーズどこかに入れること、さらには、チームの先導をする地方車(じかたしゃ)は1台で車両の大きさは制限されている。
 各チームが目指すのは、大賞をはじめとする各賞で、前夜祭(8月9日)、本番(8月10日・11日)、後夜祭(8月12日)、それぞれ、数多くの賞が設けられている。
 毎年盛り上がる「よさこい祭り」だが。今年の参加チームは206チームで、踊り子は1万8千人とのこと。もちろん各競演場、演舞場の見物客も多く、前日から場所取りも行われていた。追手筋には専門の有料の観覧席も設置されて、観客も多く、演舞者と一緒に盛り上がる。
 今回、私は3日間、中央公園の近くの大丸の南側で、友人が赤牛の串焼き、かき氷、生ビールを販売する脇で、きゅうりの浅漬け一本串刺しを氷の上で冷やして販売した。踊り子たちは、冷えたきゅうりを美味しそうに“ほおばって”いた。
 朝から晩まで、よさこいの曲が流れる中で、来場者と会話を楽しみながら、高知の、特に女性の元気さを肌で感じ、その場にいる自分の幸せを感じた次第である。

2018年08月24日