◎第366回 対面販売の楽しさ (平成30年1月11日)

出会いとの発見の場

1人との対話が口コミのきっかけに

 対面販売の楽しさ年末に、高知から東京へ出向き、対面販売する機会があった。高知県の商工会議所が東京秋葉原の「日本百貨店しょくひんかん」での販売の機会を与えてくれた。
 ご承知の方も多いと思うが、ここでは日本各地の食品が集められ、ところ狭しと並べられている。常設の場所もあるが、それぞれのプロモーションの場所も用意されていて、各地のフェアが頻繁に開催されているようだ。
 今回は、年末から新年にかけて高知フェアが開催された中で、3日間、私の希望の日取りで試食対面販売に参加した。同時期に、高知からの生産者・販売者の仲間が5人ほど参加して、高知商工会議所の担当者とともに和やかに接客対応ができた。
 私は、弊社が販売している商品2点を持ち込んだ。3年前から販売開始している焼き肉のたれ「にんにくやきにく極めたれ」と、昨年開発して販売を行っているネギ味噌の2点である。
 平素は、高知の地元のスーパーや銀座のアンテナショップでも販売しているが、ただビンを並べているだけでは、初めてのお客様は味もわからず購買動機も起きないのが通常なので、試食販売の機会は販売拡大に役立つ場となる。お客様にとっても、試食することで新たな発見の場となるわけである。
 数々のお客様と接する中で、さまざまなタイプがあることがわかる。もちろん、来店する目的もそれぞれ違うので一様にはいかないが、たとえば、高知という地域に関心のある方や知人がいらっしゃる場合は、私どもとの会話も弾むし、知人との出会いもあったりして、一気にお近づきになるケースもある。一人との対話が、多くの口コミが広がるきっかけにもなると患われる。
 私も人と話すことが好きなタイプなので、初めてのお客様との対応も苦にならずに楽しみの機会と感じている。
 最近はメールやネットがあるので、気になった方にメールしたり、フェイスブックにアップしたりすると、突然来店してくれる方もいて嬉しい限りだ。
 先日、高知に旅行に来た方に、お土産で焼き肉のたれを差し仕上げたところ、家族にたに評判なので新たに取り寄せたいという連絡があったため、秋葉原で販売していることを伝えると、早速買い求めに来てくださった。
 大手の企業は、新製品の販売のためには多くの宣伝費を使って、一気に大量の製品を流通させるのだろうが、中小零細企業の場合は、生産量にもよるが、着実に販売ルートを開発すると同時に、試食販売などの機会を数多く実施することが大切と感じている。一つひとつの商品を着実に販売していくことで、販売店との信頼関係が徐々に発展して次のチャンスの機会も生じてくるに遵いない。
 私は高知でも、できるだけの機会を活用して対面販売することを心がけている。
 昨年の暮れから新年にかけても、加工品の2点と、栽培しているネギを活用して「焼きそば」を作りながら高知城の追手門広場で、光の祭のイベントの機会を活用して対面販売している。昨晩も、数人のお客様から「おいしい焼きそばは、何で味付けしているのか」と聞かれ、焼き肉のたれを販売することができた。このような機会は大変嬉しく感じる。

2019年01月11日