◎第386回 地方都市の頑張り(令和元年11月15日)

各々が盛り上げに一役  

地域でつくる “ONE TEAM”

 人口減少、少子化高齢化が日本全国の地域に広がっており、消滅する村などもあちこちで出始めている現状だが、筆者が現在滞在している高知県は、知事自らが「高知県は人口減少、少子化・高齢化の先進県」と言われている。
 高知市の北に位置する大川村は村議会の運営が難しくなり、全国でも注目されることになった。高知県全体でも70万人を切る人口で、そのうち約半数が高知市の人口なので、東西に長い高知県の中で、34市町村は、同様に問題を抱えている。
 そのような現状の中でも、各地域はめげることなく、さまざまな活動を展開して頑張りをみせている。
 先日、高知県の西部の小さな村である三原村で、地元の新聞社が地域を盛り上げようと、週末を含む3日間、数人の記者が泊まり込みで、地域でさまざまな活動をしている状況を記事にして、広く広報活動をしていた。
 この村には、特産品として硯(すずり)石があるが、現在は、農家の方が7軒ほど「どぶろく」を製造販売している。
 今回の新聞社によるイベントの中では、この「どぶろく」を大きく取り上げており、「どぶろく祭り」として、どぶろく飲み放題のふるまいもあった。また、この7軒の「どぶろく」生産者は、それぞれが自前の土地で米を栽培し、自社ブランドで販売していて、そのほとんどの人が民宿も経営しており、宿泊すると「どぶろく」のふるまいがある。
 私も最近、東京から高知へ移住されたK氏と、親戚のおばさんと3人で、どぶろく製造者の1軒にお邪魔して(前にも宿泊したことがある)、しばらく談笑させてもらい、それぞれが、地域のために連携して活動している状況を知ることができた。この地域もまた、“ONE TEAM(ワンチーム)”だった。
 高知市から、東に約20キロの地点に、私が住む土佐山田町がある。やはり年間を通して様々なイベントがあり、自治体、観光協会、商工会などが連携して、地域を盛り上げる活動に取り組んでいる。
 土佐山田駅の周辺(香美市)では、商店街を盛り上げようと観光協会が毎年この時期に開催している、地元の飲食店をのみ食べ歩く、“香美バル”が、先日の金曜日、土曜日の2日間開催された。
 普段覗いていないお店に入るにはいいチャンスだし、お店側も新たにお客さんを増やすチャンスになる。
 この活動を近隣の南国市が3年前から取り入れ、同様に『昼でも夜でも南国市内飲食店を食べ歩き&飲み歩き!”南国グルメはしごでGO“』と称して、商工会議所がチケットを販売して展開している。
 私もついチケットを買ってしまい、4軒はしごをしてしまった。気に入ったお店も発見できたので、そのうちに友人と飲みに行くことにしている。
 その他にも、曜日ごとに高知市内で開催される屋台の市、特に土曜市、日曜市は、高知市と各地域が連携を図ることで、相互に活性化することに役立っているようだ。
 今後も、それぞれの活動を大切にして、関係者が頑張ると同時に楽しめる活動を推進出来るように、微力ながら、仲間を大切にして頑張っていきます。

2019年11月15日