◎第353回 青ネギ栽培3年目(平成30年6月22日)

配 送 先 ご と に 工 夫

加工品の開発にも注力

 農業の六次産業化を目指している、弊社(株式会社土佐龍馬の里)が現在、栽培しているのが青ネギ。直接栽培していることで、生産者としての立場をよく理解することができる。さらには、加工品製造販売、高知県内の生産者の農産物や加工品を主に首都圏へ販売。これらを合わせて六次産業を推進していると自負している。
 青ネギ栽培のために、弊社の近くの圃場ハウスを入れて5枚の畑、全部で1町1反ほどを活用して、通年で栽培・出荷している。ネギには数多くの種類があり、栽培の仕方や、栽培される地域で違った名前や商品になるようだ。 私どもの青ネギは、西日本で一般的に食べられていて、比較的太く、緑色の部分が多く、1本から数本に枝分かれしている。炒め物や丼、麺類、お好み焼きなどさまざまな料理に活用できる。
 通年で出荷しているが、温暖な高知といえども季節や天候により安定して出荷するにはそれなりの苦労がある。圃場は香美市土佐山田町小田島で、会社の所在地の近くにあるが、現在栽培している圃場は半分ほどで、残りは畑を休ませている状況。畑は主に1人の若手社員が頑張ってくれて、私自身は若干の手伝いをしている程度である。
 青ネギは、日々の出荷量に合わせて早朝、根の部分を残してカットして収穫する。その後、作業場で外側の枯れた部分等を取り除いて、用意された10キログラム入りの段ボールに入れる。
 出荷先は数カ所あるが、主な出荷先は関西方面。通常は1回10キログラムの段ボール入りを10ケースから20ケース一を1カ所に送る。1年中8℃から10℃のクール便になる。
 主な運送会社は南国インターの近くにあるN運送。そこへは弊社の軽トラで持ち込む。さらに遠方に出荷する場合、集荷に来てもらう場合もある。
 高知市内の配送先には、高知県下を集配して回るK配送が届け先の手配で集荷に来る。後は、高知市の卸売市場のM青果は自社の車で社員が取りに来る。それぞれの配送先によって配送・物流には取引先と相談しながら最適な手配をするよう心がけている。
 私どものカットネギは最終的には生産者に届くことになるのだが、ほとんどの配送先は野菜類のカット工場になる。各種にカットされたネギは、食材として食品などに使われる。
 高知市内に配送しているものは、高知の日本食のレストラン・チェーンのオーダーによるものだが、途中、市内のカット工場へ届けている。届けられたネギは3通りの方法でカットされて、店舗に届けられている。後は通販で、個別に焼肉屋さんとかラーメン屋さんに直接出荷している。
 野菜のカット工場との契約は、年間で出荷量が決められ、販売価格も原則、年間値決めになる。市場の相場の平均値が参考になっている。
 最近、力を入れているのが、自社で栽培している青ネギを活用した加工品の製造・販売。昨年から新商品として開発したネギ味噌は、高知市内のD味噌屋さんに私どものネギを持ち込み商品を作っていただいて、その後、全量、弊社で買い取り、販売している。今のところ順調に販売しているが、今年は、さらに新たな商品開発を検討している。

2018年06月22日