「らんまん」が2023年春スタート

NHKが「らんまん」という、牧野植物園の植物学者牧野富太郎氏を主題にした朝ドラを来年の春からスタートすることが決まりました!主演はマルチに活躍されている神木隆之介さんとのことです!乞うご期待!

牧野富太郎氏の妻、寿衛子夫人を誰が演じるのか等はまだ発表されていませんので、発表されたら掲載させていただきますね!

らんまんについての詳細はこちら

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高知新港の将来性

コンテナターミナルを保有する地方はそれなりに貨物を集め、外航船を誘致することに関して、努力を継続している。

高知県でも平成29年には、第2期の高知新港振興プランを、平成29年度から33年度までに関して策定している。

その内容は、県内貨物の集貨・創貨による外航航路(東南アジア方面)の誘致実現である。

狭い四国4県にも6つの港が存在している。それぞれ外航船を直接誘致するには、貨物量が少なく同様な問題を抱えている。

それでも、それぞれの港が努力して外航船の誘致活動を行っている。

然しながら多くは、釜山などへのフィーダー配船が殆どである。

高知港の場合も、三栄海運が週一便金曜日入港で、釜山経由の貨物を運び、木曜日にはシノコー成本が、釜山、天津の貨物を、火曜日には鈴与が内航船で神戸経由の荷物を積んでいく。

関係者の努力の結果、貨物量は徐々に増えているらしい。

高知県の太平洋に面した立地条件から何とか港湾の利用を促進していきたいところですが、高知県内だけで考えると、現状では大幅に輸出入貨物を増やすことは難しいと思われるが、何とか英知を絞って徐々に貨物を増やし外航船を誘致したいところである。

船会社は貨物のある所に寄港するのが常識であるから、とにかく貨物を増やすしかないのである。

貨物が集まれば、船会社は大阪・神戸に船を寄せるより、高知港の方が運航コストもセーブできるに違いない。

徐々に高知港積卸の貨物を増やす努力と戦略を検討し続けなければならない。

幸いにも、中国地方から高知までの国内輸送のための道路はかなり整備されてきているので、外航船が瀬戸内海を航行するよりも広範囲に存在する貨物を高知港に集結することの可能性はあるように考えられる。

その際、四国の保科の港との連携で、それぞれを輸出入の基地として活用することも可能ではないかと考える。

貨物が先か、舩が先かと模索されるが、とにかく徐々に貨物を増やしていくしかない。

その一つの方策が、現在、流通基地として港に建設中の高台の埋め立て地の活用にあると考える。

産官学の知恵を絞って、県内の一次産業を生かす6次産業拠点として国内外に流通できる商品を生み出す基地として、多くの生者者や産業界が一丸となって取り組めないものだろうか。

勿論そこにはリーダーカンパニーを誘致する必要あるが、ロジスティクスの考えからすれば、具体的な青写真を産官学で検討した上で、参加者を募る活動を進める必要があると考える。

そこに必要なのは、汎用性のある、製造・加工・保管配送流通を束ねた施設が求められるのではないだろうか。

各種研究機関の存在も忘れてはならないのだろう。

平成30年12月10日 鍵山 武男

高知新港の将来性

コンテナ・ターミナルを保有する地方はそれなりに貨物を集め、外航船を誘致することに関して、努力を継続している。

高知県でも平成29年には、第2期の高知新港振興プランを、平成29年度から33年度までに関して策定している。

その内容は、県内貨物の集貨・創貨による外航航路(東南アジア方面)の誘致実現である。

ご承知のように現在でも、狭い四国4県には6港が存在している。

それぞれ外航船を直接誘致するには、貨物量が少なく同様な問題を抱えている。

それでも、それぞれの港が努力して外航船の誘致活動を行っている。

然しながら多くは、釜山などへのフィーダー配船が殆どである。

高知港の場合も、三栄海運が週一便金曜日入港で、釜山経由の貨物を運び、木曜日にはシノコー成本が、釜山、天津の貨物を、火曜日には鈴与が内航船で神戸経由の荷物を積んでいく。

関係者の努力の結果、貨物量は徐々に増えているらしい。

高知県の太平洋に面した立地条件から何とか港湾の利用を促進していきたいところですが、高知県内だけで考えると、現状では大幅に輸出入貨物を増やすことは難しいと思われるが、何とか英知を絞って徐々に貨物を増やし外航船を誘致したいところである。

船会社は貨物のある所に寄港するのが常識であるから、とにかく貨物を増やすしかないのである。

貨物が集まれば、船会社は大阪・神戸に船を寄せるより、高知港の方が運航コストもセーブできるに違いない。

徐々に高知港積卸の貨物を増やす努力と戦略を検討し続けなければならない。

幸いにも、中国地方から高知までの国内輸送のための道路はかなり整備されてきているので、外航船が瀬戸内海を航行するよりも広範囲に存在する貨物を高知港に集結することの可能性はあるように考えられる。

その際、四国の他港との連携で、それぞれを輸出入の基地として活用することも可能ではないかと考える。

貨物が先か、舩が先かと模索されるが、とにかく徐々に貨物を増やしていくしかない。

その一つの方策が、現在、流通基地として港に建設中の高台の埋め立て地の活用にあると考える。

産官学の知恵を絞って、県内の一次産業を生かす6次産業拠点として国内外に流通できる商品を生み出す基地として、多くの生者者や産業界が一丸となって取り組めないものだろうか。勿論そこにはリーダーカンパニーを誘致する必要あるが、ロジスティクスの考えからすれば、具体的な青写真を産官学で検討した上で、参加者を募る活動を進める必要があると考える。

そこに必要なのは、汎用性のある、製造・加工・保管配送流通を束ねた施設が求められるのではないだろうか。各種研究機関の存在も忘れてはならないのだろう。

関係者が諦めないで同じ方向に向かえば、外航船の配船は不可能ではないと考えている。

本件に関して、小生も微力ながら誘致活動に参加して、実績の上がるのを楽しみにしたい。

過去の川崎港の経験からその難しさは十分承知しているつもりである。

平成30年12月10日 鍵山 武男

高知日本香港協会

日本が生鮮品や食品加工品等を一番輸出している地域は、香港のようです。

香港は中国の一地域ではありますが、独自に、貿易を促進するために、香港貿易発展局が準政府機関として、全世界に50か所ほどの拠点を活用して、世界および域内の最新の経済環境や政策動向に対応し、香港と世界各地の中小企業が新たなチャンスをつかむようサポートしています。

日本の貿易発展局は、本部東京と大阪事務所があり、日本と香港の貿易促進の活動を行っていて、現在、1988年に設立した日本香港協会の設立、運営の支援を行ってくれている。

現在日本各地に11か所の協会があり、昨年5月、四国で初めての、高知日本協会が誕生しました。

ご承知のように、世界各地と香港との交易が盛んなのは、香港の従来からのフリーポートとしての基本的スタンスが20年前の1997年英国から中国へ返還されて後も変わらないことと、中国政府もそれなりに、香港の世界的位置づけを上手に活用している訳です。

設立1年目を過ぎた、高知日本香港協会は、大阪の発展局と相談しながら、先月末に1年目の総会に合わせて、講演会と商談会を開催することができました。

今回は、香港のM大手食品・外食販売のバイヤーを招いて、M社の取組と香港の市場に関しての講演を聞かせて頂いた後で、商談会を開催しました。

20社程が参加して、各自、商品を持ち込んだ上で、商品の特性・優位性・独創性並びに安心・安全で美味しい点を強調しながら、1件1件コメントを頂きました。

今回のKバイヤーは日本語が堪能で昨年から銀座にオフィスを構え、日本からの調達を担当しているだけに、突っ込んだ質問と、香港での販売の可能性や問題点に関して率直に答えてくれました。

高知に居ながらにして、香港の市場を感じることができ、これからの継続的なビジネス促進の可能性を感じることができました。

参加した高知の生産者も手ごたえを感じたようで、主催者としても嬉しい限りでした。

今後も協会が生産者の香港へのプラットホームとしての役割を果して行きたいと決意をしたところです。

Kバイヤーは高知訪問が初めてということで、一泊2日の短い期間ではありましたが、徹底して、高知の食と素材等の良さを知って頂くために、精力的に案内させていただきました。

鶏の種類でいえば大国ともいえる土佐、天然記念物の軍鶏を食していただき、日本一生産量を誇る上質の生姜、メロンやスイカ、イチゴのハウス、かつお、マグロの水産会社、高知のスーパーでの産直市等々。

きっと興味を持たれて、今後また来ていただけると願っています。

現在、高知から個別には、様々なルートで香港の市場へ商品が届けられている訳ですが、今後は、輸出のインフラが不十分な高知県としては、できるだけ輸送ルートを絞り込み、効率的で、安全・安心で輸送コストや輸送日数が満足できる仕組みを構築することが肝心と考えています。

平成29年7月3日 鍵山 武男

木材の宝庫・高知県

高知県は面積の84%を森林が占め、森林率は日本一です。

杉やヒノキの森林資源が豊富に蓄積されています。

森林は根で土を支え土砂崩れを防ぎ水を蓄え、また野生動物の住みかとして、更には暮らしに必要な木材の供給など様々な機能を有しています。

山で蓄えられた養分や微生物が、川に流れ込み、いずれは海の生物に必要な養分をも供給する重要な役割があります。

全長196キロメートルを雄大に流れる「最後の清流」四万十川も流域の豊富な森林により育まれています。

四万十川流域の4市町村(四万十市、四万十町、中土佐町、三原村)は一丸となって間伐をなど森林整備を推進し、立派なヒノキ林を育成している。

少子高齢化の先進国ともいわれる高知県はともするとこの豊富な資源を活用できない状況に追い詰められているかもしれません。

関係者が後継者の育成や、訓練に真剣に取り組まなければならない状況のようです。

若者に限らず、シニアの方々でも、森林に関心のある方々に現状と今後の取組や、新たな木材産業の開発等を広報し、関心を持ってもらうべく、多くの取組を推進しているようです。

10月の始めの週末の二日間で、高知市の中央公園で「もくもくエコランド2018」開催されました。

木材の加工業者や林業に携わる多くの企業や団体が参加しました。

また、高等技術専門学校を紹介し、若者に林業を紹介し、関心を喚起すべく、森林環境学習フェア等が開催されました。

ステージイベントとしては、木の文化賞の表彰式や、森の検定などの盛りだくさんなプログラムが組まれていました。

それらの中には、森林機械の展示・実演、森林環境学習ブース、小規模屋根構造の組み立て実演、子供向けには、キッズ絵画コンクール、木のおもちゃコーナー等盛りだくさんの内容です。

私は、友人に誘われて、来場の皆様に味わっていただくために、フードマーケットの一角で、焼きそばを作り、販売させていただきました。

高知県はイベント好きで、最近は何かとよく借りだされます。最近では、高知城、競輪場などに出向いています。

何かと準備は大変ですが、当日の来場者に「美味しい」と喜んでいただくのと、何かと会話を交わすのが楽しみです。

私が最近作る焼きそばは、市内のスーパーで手ごろな値段のそばを注文して於いて、あとは、四万十地域の美味しい豚肉の角切りを取り寄せ、ポイントは、自前で栽培している青ネギをたっぷり使って、味付けは、塩コショウと弊社が販売している、「にんにくやきにく極みたれ」です。

これは2年前の高知市のコラボグランプリで敢闘賞をもらったレシピです。

今後も、木材資源の大切さも忘れずに、できるだけ多くのイベントに参加して多くの方々との触れ合いを大切にしたいと考えています。

平成30年10月21日

加工食品開発

高知県は山海川の自然環境に恵まれ、食品資源としても多種多品種のものが揃い、尚且つ、新鮮な食品が揃うので、高知県人は、かなり食に拘る文化が根付いているように思われる。

高知の、友人や知人の中には、「先日、出張して県外で食事をしたが、味といい、新鮮さといいひどいものだった」という。

そのことは、普段地元では、よほど満足なものを食べているに違いない。

また、県外の知人が高知へ来ると、大体、決まって、高知の食事は美味しいと褒める。

おせいじにしても、度々なので、その傾向はあると思われる。

高知県人が日常よく食べる、かつおや、クジラにしても、すべてが高知でとれるわけではなく、新鮮で味良ければ高知で売れるということになり、自然と味の良いものが集まってくるのではないでしょうか。

私自身も関東から此方へ住むようになって、高知の味付けの特性はあるものの、大変おいしいと日ごろ感じています。

全国各地でも地元の特産品等の開発に力を入れていると思われますが、高知には食の研究会等が彼方此方にあり、日頃より、地元の食材を活用した加工品を開発販売している。

今回ご紹介するのは、高知で産学官連携で取り組んでいる事例で、FBC(フード・ビジネス・クリエーター)と呼ばれ、今月、高知の大手スーパーF店で、スーパーの協力で、4日間、「高知いいものうまいもの展」と称して展示即売会を開催している。

弊社Tは、2年前から売り出している、地元のニンニクが沢山入っている、無添加の焼き肉のたれ「にんにくやきにく極めたれ」と朝どれの「青ネギ」を好評発売しています。

他には、南国市特産の四方竹の加工品。

土佐の秋の味覚で、切り口が四角に近いことからその名がついている。

秋にしか味わえなかった旬の味覚を、特別な製法でとりたての鮮やかな色と新鮮な風味を閉じ込めた逸品です。

一級河川、物部川の上流で、すべて手作りで農薬を一切使用していない、厳選された「ゆず」の皮を使って、マーマレード、ゆず皮佃煮、ほんのり苦さがクセになるゆず皮菓子。

すでに全国的に知られている、宿毛特産の土佐柑橘「直七」の商品群をさらに新商品を開発し続けているもの。

直七とは香酢柑橘の一種スダチの仲間です。

サラダ、刺身、餃子、生ガキ等の料理に“チョイかけ”で風味が生きる逸品で、最近では、カクテル、焼酎等に、香りとまろやかな酸味が人気で、新商品も開発されています。

さらには、高知は各種のお茶が栽培・加工されていて、小規模の農家は販路拡大のために出店している。

ハブ茶や、きしまめ茶は親しまれている。

地元JAも各種お茶の加工品等に力をいれている。

変わったところでは、高知が最大の生産地である生姜を練り込んだチョコレートは健康に良いのだとか。

これら以外にも、多くの取り組みがなされている中で、今後は、加工工場の整備や流通拠点の整備も必要になるので、生産・加工が効率よく、経費が抑えられるような仕組みを構築していく必要がある。

一次産品がそのまま消費者に届けられる時代は過ぎて、いかに家庭の手間を省き、安価に、安全で美味しい食生活ができるかの時代になっている。

高知県としてもB級グルメの開発、海外への輸出製品の開発は今後欠かせない。

平成28年5月20日 鍵山 武男

加工品の開発・販売

3年ほど前から、開発して販売している、焼き肉のたれ「にんにくやきにく極みたれ」が順調に売り上げを伸ばしている。

それは、地元や首都圏での商品に関して認知されてきているのだと思う。

一本300mlの容量だが、小売店で“たれ“やドレッシングの棚に並ぶと大手のものと比べて格段と高い単価になる。

然し、調味料(アミノ酸等)、着色料、保存料、甘味料を一切使っていない、こだわりの弊社の商品は現在の生活者が求めている、健康志向に合致するものなのだろうか。

大手に比べて現在の所、少量生産であるだけに、このこだわりのこの商品の原価はかなり高くなり現在の所、多くの利益は期待できない。

更に、容量の20%と大量に使用している高知産のニンニクの調達が難しい状況にある。

高知産にこだわっているだけに、かなり厳しい現状でもあるので、高知の数社の生産者に声をかけさせてもらっている。

最近では、地元、高知県香美市の“ふるさと納税”にもエントリ=させていただいている。

元々、この商品は、高知県香美市土佐山田町の知り合いの農家の奥さんが作っていた、地元の人しか知らない、こだわりの田舎風味のたれを商品化したいと考え、口頭でもらったレシピを地元のK生産工場へ持ち込み、委託生産しているものです。

農業の六次産業化を目指している弊社としては、更なる加工品の開発・販売を検討しているところです。

この“たれ”と同時に販売を開始していたのが、高知県の農産物の生産者が、県外への販売に苦労しているところから、物流の見直しや、販売ルートの開発で、農家の取り分を増やしながら30件程の農家と取り組んでいます。

従って六次産業化といっても一次産業即ち、農産物の栽培は、一年半前に、地元と、Iターンの若者二人が入社して初めて自社で農産物の栽培を開始することができたのです。

徐々に、生産・加工・販売の体制ができつつある中で、現在検討しているのが、加工品の開発になります。

現在の商品のためのニンニクの栽培も徐々に取り組んでいく予定ですが、現在は自社で栽培している青ネギを活用した商品開発に取り組んでいます。

中華の食材としての加工もありますが、最近は地元のイベントにできるだけ参加して、ガス台と鉄板を仕入れて、自社の青ネギと地元、宇佐で捕れた“うるめいわし”(オイル・サーディン)を入れ、自社の“たれ”で味付けした焼きそばを販売しています。

直接、味わってもらうことで多くのヒントをもらうことができるので、たいへん貴重なマーケティングの機会と感じています。

また、イベントに参加している事業者自体が、様々な工夫をして商品開発をしていることを身近に知り、参考にすることができます。

そのほか、食品加工事業者に青ネギを持ち込み、商品開発を依頼したり、親しくさせて頂いているレストランや食堂等に実際に青ネギを持ち込み使ってもらいながらアイデアをいただくケースもあります。

地元Y高校が、授業の一環で、商品開発を地元生産者等と協同で取り組んで新商品開発していることを知り、学校に青ネギを持ち込み、相談したところ、しばらくして連絡があり、ピザのトッピングとして、実際に焼いてみると連絡をいただき、青ネギを一箱10キロ持ち込んだところです。

このように、色々と試行錯誤しながら、新たな商品が開発され、販売に結びつけられることを願っています。

将来的には、地元の皆様と共同で、商品開発を継続して行えるような施設を活用させていただきながら、自ら加工品の開発のみならず量産できる加工施設を持ちたいものだと思います。

地元には量販店が持っている加工施設や自治体の施設等もあるので、協同研究を進めながら、具体的な取り組みに発展できればと考えています。

それには、国内外の市場の動向、ニーズを的確に把握して、新たな商品作りに取り組む必要があると感じています。

平成29年4月19日 鍵山 武男

地域起こしの活動

最近の2年程は殆ど、郷里である高知県土佐山田に滞在していますので、地元の皆様とも多くの触れ合いができています。

高知県や高知市の自治体や企業の皆様との交流が中心ですが、高知県各地の農産物の生産者との繋がりから、かなり遠隔の地域との関係も増えてきました。

私どもで販売している焼き肉のたれ「にんにくやきにく極めたれ」には容量の20%ほどニンニクが入っています。

地元、土佐山田のニンニクを使用していますが、最近殆ど手に入らなくなり困っていました。

せっかく、販売が伸びてきている段階で生産を停止するわけにはいかず、あちこちニンニクの生産者を探していました。

勿論、市場に頼めば、中国産等の安いニンニクは手に入りますが、高知県の原料に拘っている製品だけに、どうしても地元のニンニクが必要なわけです。

その様な状況の中で、私がニンニクを探しているのを知人から聞いたということで、高知市から車で西へ一時間ほどの所の須崎市安和地区の集落活動センターの方が3人で訪ねてきてくれました。

この地域も、少子化により、保育園、小学校が統廃合の危機にあり、人口減少に伴い伝統文化の継承,コミュニティ活動の維持が困難になりつつある課題を抱え、地域の教育・保育をまもり、活力を取り戻す取り組みを開始している中で、たまたま、地域の特産を開発しようと昨年からニンニクの生産を地域の活動として取り組み始めたとのこと。

もちろん、活動している方々が、ニンニクの栽培の経験がある訳ではなく、農業指導員に確認しながら栽培を始めたようで、話の中で、栽培に素人の私に乾燥の仕方等を聞かれたりするので困った場面にも遭遇した。

安和地区の皆様にお会いする前に、いよいよ困って、一度、知り合いの仲買から、市場で30キロ程の取れたてのニンニクを購入した。

加工・製造してくれるK食品へ持ち込むには、玉のニンニクをばらしてある程度乾燥させなければならないので、その作業をする経験はあった。

ところが、そのニンニクは安いだけに玉をばらしたときの、一辺、一辺が細かく、加工には不向きと思われた。

5月中旬には収穫作業をするというので、早速、現地を訪問させてもらった。

4から5人の方々が畑で私を迎えてくれて、彼らも初めての収穫で色々対話しながら今後について相談し、その一部を購入させていただくことにした。

始めての栽培にもかかわらず、ニンニクはそれなりに大きく育ったものも多く、市場で購入したものに比べれば上等と判断できた。

今後も、できれば毎年、契約で栽培してもらえばありがたいと感じている。

その時、5月末に、地元の特産品である琵琶を収穫するイベントがあるとゆうので、これにもこの地域との交流を深めたいと感じ参加させてもらった。

地元の観光・交流活動として、土佐湾に面した高台にある土讃線・安和駅を起点として、幾つかのハイキングコースを設定して、時折イベントを開催しているとのこと。

今回は約2時間のコースで途中、彼方此方の土佐湾に面して日向る傾斜に鈴なりになっている袋を被った琵琶畑の景色を見ながら歩き、指定された場所で琵琶を収穫してその場でいただいたり、お土産に貰ったり、楽しい交流のひと時を過ごさせてもらった。

ニ三日したら、活動センターから、参加のお礼の心温まる葉書が届いた。

平成29年6月1日 鍵山 武男

鉄道輸送の再検討

高知県から首都圏への小口農産物の輸送に関して、宅配便に代わる輸送を検討しているが、運賃負担力のない、言い換えれば商品の値段に比べて運賃がかなりの比重を占めることから、いくつかの方法を比較してみる必要がある。

先日、トマト2種類とナスで、2パレット分の貨物を、高知県の冷凍・冷蔵の魚を主に運んでいるM運送に依頼して、首都圏向けに配送してもらえる長野県に向けて、名古屋中継で週3回、6便ほどテストしてみた。

名古屋の中継点には長野から名古屋に持ち組む車の帰り便で輸送してもらった。

仕組み的には専用便扱いで、翌日の早朝には、長野県の配送先に定時に届けることができた。

輸送そのものは満足できるものでしたが、運賃的には、2パレット程度なのでボリュームが十分でなかったことからも、宅配便に比べてそれほど安くなく、生産者にはM運送の荷受け場所まで持ち込んでもらった割には大きなメリットが出せなかったことから、今更のように、宅配便は価格についてもかなりの競争力があることを再認識したところです。

ご承知のように、高知県は東西に長く、産地が県内全域に広がっているところから、時間をかけて、徐々に集荷体制を固めていく必要があります。

また、農産物ゆえに、天候や季節に作用されるために、柔軟性と複数の輸送手段を常に検討しなければならないところですが、現状ではトラック輸送に絞らざるを得ない状況です。

平成27年12月16日 鍵山 武男